株の自動売買を知っていますか?ネット広告などでたまに見かけることもありますが、最近では、大手金融機関などではほとんどが自動売買システムを使って取引しているんです。
今後は、AIによってさらに高度な株取引の自動売買が可能になるとも言われています。そのため、今後株取引をするのであれば、自動売買について概要だけでも知っておかなければなりません。
この記事では、株の自動売買の概要をわかりやすく解説していきます。この記事を読めば、株の自動売買の基礎を一通り学べるようになっています。
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この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
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株の自動売買とは
まずは、株の自動売買の概要について知っておきましょう。
株の自動売買とは何か
株の自動売買とは、あらかじめ決めておいた売買ルール(ストラテジー)に従って、機械的に売買することを言います。自動売買は、英語ではAlgorithmic Tradingと呼ばれます。
現在では世界の金融市場はアルゴリズム取引となっており、ロボット取引によって自動売買で動いています。金融・資産運用・トレーディングの世界では、人工知能を使ったプログラム売買は当たり前にとなっていて、想像をはるかに超えたスピードで技術革新が進められています。
今後もこの波は止まることなく、さらに自動売買が高度になっていくとされています。
株の自動売買とは:何ができるの?
株の自動売買で何ができるのかと言えば、一度プログラムさえしてしまえば注文をせずとも自動で取引が行われるということです。そのため、自動取引がされている間に他の仕事をすることができるようになります。
最近では、AIに株取引を学習させることによって、人間よりも正確なタイミングで株売買ができるようになっています。自動売買でできるのは株の取引だけではありません。株銘柄を選定する段階からコンピューターに任せることもできます。
銘柄選定の方法をプログラミングしておくだけで、最適な銘柄をコンピューターが自動で選定してくれます。
株の自動売買とは:例
株の自動売買について実際の例をチャートで示してみましょう。
この図では、買いシグナルが図の中心付近で出ていることがわかります。その後出来高も非常に大きくなり最終的に2,500円近く値上がりしていることがわかります。買いシグナルが出た段階で買い注文が出るようにプログラミングしておけば、自動で買い注文を出すことができます。
さらに、次の赤丸の部分では、売りシグナルが出ていますが、このシグナルが出た段階で、売り注文をかけることができれば、大きな利益を確定することが可能です。
自動売買では、このように買いシグナルと売りシグナルに素早く反応して、大きな利益をあげられる可能性を秘めた取引ツールなのです。
株の自動売買のメリットとデメリット
一度設定すれば自動で売買してくれる株の自動売買はとても優秀ですが、もちろん全能のシステムという訳ではありません。
ここではそのメリットとデメリットについて解説していきます。
自動売買を使用する主なメリットは
- 予め設定したルール通りに動いてくれるので、いちいち自分で判断する必要がない
- 自分が忙しいときでも、チャンスを逃さずに取引してくれる
- 勝手にやってくれるので、感情に左右されない規律正しいトレードができる
- 設定さえ完了すれば手間が少ないので楽にトレードできる
などのメリットがあります。
自分で操作しなくていい自動売買は実際楽ですし、相場のチャンスを見逃した、、ということも防げるのは素晴らしいですね。
また、株に限らず投資というのはメンタルが重要とされています。
自身のメンタルや感情に左右されることなく、冷静でいるときに設定したルールでトレードし続けてくれる自動売買は、トレードにおけるメンタル面のケアとしても優秀といえるでしょう。
次にデメリットについてです。
自動売買を使用する主なデメリットは
- 最初の設定が初心者には難しい
- そもそも自動売買のルールをどう決めるかが難しい
- 普段と異なる動きをする相場に対して弱い
- 手動と違って急な判断やファンダメンタル分析の要素を入れにくい
などのデメリットがあります。
既に販売されている自動売買ツールであれば最初の2つのデメリットは無視できますが、自分でルール決めをするとなると、かなりの試行回数と結果、それを信じるに値するかの判断など、ベテラントレーダーくらいの経験とロジックが必要になります。
さらに、相場というのはいつも一定の動きをするとは言えません。
その時その時に合ったルールの調整を行う必要もあります。
ですので、投資経験がほぼないのにいきなり自動売買を始めるというのはちょっと危険だと考えていいでしょう。
ある程度経験があるか、信頼できるトレーダーのルールを模倣するなど、工夫することが重要です。
株の自動売買とは:人気ブログ
すでに株の自動売買で大きな利益を出している人は数多くいます。この節では、そんな方が運営している人気のブログを3つ紹介していきます。
まず最初に紹介するのが、「SU/CAR-ST-APplication-cells」というブログです。このブログでは、自動売買取引の成果が非常に詳しく説明されています。そのため、投資の成績がよくわかるブログです。
次に紹介するのが、「実践投資家から学ぶ、実践トレーダーへの道」というブログです。このブログでは、ブログの読者でも実践できるような投資方法が紹介されています。その中でも人気なのが自動売買の方法についてのコラムです。このブログを読めば、どうやって自動売買をしたらよいのかが詳しくわかります。
最後に紹介するのが、「シストレ魂、イザナミ、シス達でシステムトレード」です。このブログでは、自動取引についての投資成果も詳しく紹介されていますが、ソフトを使って自動取引の結果をきちんと管理していることが特徴です。これによって、より精度の高い自動取引ができるようになっています。
株の自動売買できる証券会社とは
最近では、ネット証券を中心に自動売買が投資家でも利用できるようになってきています。特に、カブドットコム証券は、1999年の開業以来、逆指値をはじめとする自動売買でのリスク管理の重要性を継続して訴え続けてきたことで有名です。
以下では、主要ネット証券各社の自動売買の注文対応状況や特徴について説明していきましょう。
注文方式 | カブドットコム証券 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 |
逆指値注文 | ○ (特許第3875206号) |
○ | ○ | ○ | ○ |
W指値®注文 | ○ (特許第3754009号) |
× | ○ | ○ | ○ |
±指値®注文 | ○ (特許第4076512号) |
× | × | × | × |
リレー注文® | ○ | × | × | × | ○ |
Uターン注文® | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
トレーリング ストップ注文 |
○ | × | × | × | × |
時間指定注文 | ○ | × | × | × | × |
この図は示している通り、カブドットコム証券の自動売買ツールは様々な注文方法が自動化されていることが魅力です。
他の証券会社よりも多くの注文方法が充実しているので、自分の投資スタイルに合った投資方法で自動売買ができます。証券会社によって自動売買の充実度は異なるので、きちんと調べておくことが大切です。
株の自動売買ツールとは
以下では、株の自動売買ツールについて説明していきましょう。
株の自動売買ツールの種類について
株の自動売買ツールには様々な種類があります。証券会社の自動売買ツールや市販のソフトがあるので、証券会社の自動売買ツールを利用することもできますし、市販ソフトの自動売買ツールを利用することも可能です。
有料のものが多いですが、無料で利用できるものもあります。自動売買ツールには一般的には自動注文機能が備わっています。上の表でも示したように、逆指値注文が中心となっています。
株の自動売買ツール:証券会社ツール
カブドットコム証券、岡三証券、マネックス証券は自動売買に対応した証券会社です。カブドットコム証券には「kabu ステーション」があり、マネックス証券「トレードステーション」、岡三証券「岡三RSS」があります。
カブドットコム証券は最も自動売買が進んだ会社です。自動売買ツールで取引をするならまずはカブドットコム証券がおすすめです。
岡三証券の「岡三RSS」はexcelを使って自動取引をプログラミングできるのが特徴です。Excelからなので気軽に取引ができます。
マネックス証券はトレードステーションが自動取引のツールとなっています。情報が充実していることが特徴ですが、わかりやすい自動取引プログラミングツールとして活用されています。
株の自動売買ツール:市販ソフト
株の自動販売の市販ソフトとして代表的なのは、『株ソフト イザナミ』です。株のシステムトレードソフトとしては一番人気のツールです。ただし、導入コストが高くなっているので注意が必要です。
その他にも、『システムトレードの達人』があります。マクロ言語がきるようなパソコン上級者に限らず、パソコンが苦手な方でも手軽に、売買ルールを検証することを可能となっていることが特徴です。価格も安く基本的には無料で利用できますが、株価データ取得にアクセス権月額1,000円(税抜)が必要となります。
さらに、『シストレ魂(シストレたましい)』というツールもあります。相場状況を判定する条件設定が可能で、相場判断を盛り込んだバックテストが可能となっています。初期投資として15万円程度の費用が必要となる点に注意が必要です。
実践!株の自動売買まとめ
以下では、実践的な株の自動取引について説明していきましょう。
実践!株の自動売買まとめ:おすすめツールとは
株の自動売買のツールの中でも、マネックス証券が提供しているTrade Station(トレードステーション)は非常に有用なツールです。このツールはアメリカで先進性、機能性において数々の最高評価を受けてきたトレーディングツールとなっています。
マネックス証券の口座開設者はもれなく無料で使うことができるのも魅力となっています。トレードステーションが用いているプログラム言語のEasy Languageは初心者でもわかりやすいプログラム言語なので、自分だけのプログラムを組むことも可能です。
実践!株の自動売買まとめ:トレードステーションの自動売買プログラム
マネックス証券のトレードステーションを使うためには、まずはマネックス証券で口座を開設します。口座開設後、トレードステーションでストラテジー(売買戦略)を選びます。チャート画面を選択した状態で、上部メニュー「挿入」→「ストラテジー」を選択するだけなので簡単です。
ストラテジーも様々あるので、自分の好みのものを選ぶことができます。ストラテジーを挿入したチャート画面を選択した状態で、上部メニュー「表示」→「ストラテジーパフォーマンスレポート」を選択するだけでバックテストも可能です。自動売買によってどんな投資を行ったのかが簡潔にまとめられています。
実践!株の自動売買まとめ:カブドットコムの豊富な自動売買発注方式
カブドットコム証券の自動売買発注方式も無料で利用できる自動取引ツールです。主要ネット証券最多の自動売買発注方式が魅力となっています。
逆指値注文、W指値®注文、±指値®注文、リレー注文®、Uターン注文®、トレーリング、ストップ注文、時間指定注文を行うことができます。
各種注文方法での注文も簡単で、現物買発注ダイアログから「お取引」→「現物買発注」を選ぶだけで注文できるのが魅力です。
株の自動売買の関連用語とは
最後に株の自動売買の関連用語を紹介していきましょう。
株の自動売買の関連用語①「システムトレード」
システムトレードとは、基本的には自動売買と同じ意味を持つ言葉で、あらかじめ決めておいたルール(システム)に従って機械的・継続的に行う取引のことを言います。
株の自動売買の関連用語②「バックテスト」
バックテストとは、過去のテクニカルデータ(ヒストリカルデータ)を使って、システムトレードの戦略(ストラテジー)や、その他なんらかの投資ルールが、どのようなパフォーマンスを出すか、シミュレーションして検証することを言います。
つまり、あらかじめ決めたルールを使って投資をすると、どのようなパフォーマンスが出ると予測されるかを分析するのがバックテストです。
まとめ
株の自動売買は今後もっと高度化されていくことが予想されています。株の自動売買について知っておけば、より大きな利益を獲得できる可能性も高まります。
自動売買ツールを導入すれば簡単に自動取引自体はできるようになりますが、どのようなプログラムが最も成果を出すかは自分で考えて調整していかなければなりません。
そのためには、まずはきちんと自動売買のことを理解し、その上で、株式投資全般について知っておかなければなりません。まずは自動売買がどのようなものなのかきちんと理解しておくようにしてください。
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